物々訓倶楽部

第27回 投稿作品【課題部門】

2017年1月16日

第27回募集(2016年10月15日~12月14日)に寄せられた「課題部門」の作品をご紹介します。
ご投稿いただいた皆様、ありがとうございました!

お題:

主役にならなくても、
見てる人は、
見てるから大丈夫。
―――― 皿

作者:お題:

家族集まる盆暮れ時

俺ら兄弟も全員活躍
―――― 皿

作者:お題:

あーん!
一度くらい
食べさせてよ!
―――― 皿

作者:お題:

万国共通のガラスのハートなんだ
―――― 皿

作者:お題:

一筆選評

今回の「課題部門」のお題は「皿」。一筆選は、PCC会員003さんの一訓です。

主役にならなくても、
見てる人は、
見てるから大丈夫。
    ――――皿

励まされると同時に、気が引き締まる一訓。快作です。脇役なくして、主役なし。時には、脇役の方が注目されることもあるのですから、どのような立場にいても、雑は禁物。きちんと丁寧に生きたいものですね。

ヅキーさんの一訓も印象的でした。

家族集まる盆暮れ時

俺ら兄弟も全員活躍
    ――――皿

盆暮れ時のにぎやかな雰囲気が、絵に浮かぶようです。家族みんなでワイワイガヤガヤ。そんな幸せを、しっかり噛み締めるべし。このお皿は、そう言っているようにも聞こえます。

やまねひでしさんやYukkomomさんからは、「自分(お皿)は料理を食べることができない」という観点で、羨みの気持ちを綴った訓をいただきましたが、逆に、美しい盛りつけによって、お皿も料理の魅力を味わっているという観点もありそうですね。また、PCC会員003さんの一訓とは逆に、あえて目立たないことの美学を語る手や、料理とのコラボレーションやパートナーシップをテーマにする手もありそうです。一枚のお皿の可能性も、意外と多彩。他にも、いろんなとらえ方が考えられるかもしれません。ひとつの「物」も、角度を変えると、まったく違ったものに見えてくるので、いろいろ考えてみると楽しいですよ。(物々訓主宰/一筆)

※「自由部門」もありますので、ぜひそちらもご覧ください。