多趣多彩【第2回】

第1回 訓会 開催!

2013年7月8日

俳句の世界で行われている「句会」という催しをご存じですか?
俳句を詠む仲間が一堂に会して各自の作句を披露し、鑑賞し、講評し合う、古くから営まれる催しです。
物々訓もこの句会に倣って「訓会」というリアルイベントを執り行う運びとなりました。

記念すべき第1回は、さる6/21(金)小伝馬町のバー「home bar ALCO」にて。参加者は10名(男性6名・女性4名)で大変賑やかな夜になりました。

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物々訓主宰・一筆氏から「物々訓の作り方」についてのレクチャーがあった後、「お題」に従って物々訓づくりにトライしてみます。
まずは練習のお題として「鏡」です。
物々訓専用の原稿用紙に自分の訓を書き、各自が読み上げていきます。

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続々と名訓が誕生しました。
私(一閃)が特に好きだったのは、女性参加者の一訓。

あなたの笑顔が好きです
私を笑顔にしてくれるから
―――― 鏡

作者:お題:

練習からしてすでにハイレベルですね!

と、こんな感じで肩慣らしを終えたところで、いよいよ本番のお題に取り組みます。
お題は、当夜の雨にちなみ「傘」です。

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本番では、原稿用紙に無記名で訓を書いて一度回収をします。
そして、参加者がすべての訓に目を通し、「自分の好きな訓」に投票をしていきます。(句会では「選句」と呼ばれますので、訓会では「選訓」と呼ぶことにします)

その選訓が終わると、自分の書いた訓に、自分の名前(訓号)を書き記していきます。(ここで初めて、誰がどの訓を詠んだかが判明します)
男性が書いたと思った訓が女性の作であったり、その逆もあったりと意外なギャップに驚きの声が上がるのがこの時です。

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その後、自分の投票した訓について一人ずつ講評を行います。(句会ででは「披講」と呼ばれます)
「どんな理由で選んだのか」という講評は、訓を書いた人も、聞いている人もとても興味深いところですよね。
最後に、自分が書いた訓について、着想の経緯や難しかったところなど全体の感想を語ってもらい、訓会は終了となります。

今回の投票で、2訓を提出し、それぞれに2票ずつを集めた玲緒さんが、第1回訓会の最優秀賞に選ばれました。

しっかりと
手をつないでくれるから
風の強い日が好きだ
―――― 傘

作者:お題:

気にするな
代わりに全て被るのが
上の者の役目だ
―――― 傘

作者:お題:

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金曜の雨の晩。
3時間に及んだ第1回訓会でしたが、参加者の方々には一風変わった夜のひとときを体感していただけたのではないでしょうか。
訓会が一般のイベントと異なる点は、参加者の方々のご協力が欠かせないところです。
でも、だからこそ、参加者同士の親睦が深まりやすく、他では得られない体験を共有してもらえるはず、と主催者一同は考えています。

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今後も、訓会は定期的に開催していく予定です。
「物々訓に興味はあるもののどう書いてよいか分からない」「物々訓ってどういう人たちが運営しているのか知りたい」といった方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度「訓会」に足をお運びください。
一緒になってイベントを作り上げ、思い出に残る愉しい時間を過ごせたらと切に願ってやみません。

一閃