一閃一訓

「定規」は、かく語りき。

2013年7月18日

君が真っ直ぐ生きてきたのは
不器用だからなんかじゃない。
最短距離で
生きたかったからだよね。
―――― 定規

作者: お題: 、

物々訓を書くことは
「物の声を聴きとる」ことです

そのためには
勘どころがあります。

まず
“物”とじっくり向き合える
まとまった時間をつくります
そして
心をひらき
静かに耳をすませ
ときには呼吸を合わせて
じっと待ちつづけます

やがて
うまくすれば
“物”が密やかな
打ち明け話をするように
親しみのこもった声で
語りはじめることがあります

その声を
一言も聞き洩らさぬよう
一文字も書き損じぬよう
そしてなにより
“物”の機嫌を害さぬように
頭のなかに書き留めます
こっそりと
でもしっかりと

一閃一訓は
そんなふうに
小さな声を
一訓ずつ拾いあげながら
綴っていこうと思います。

どうぞお楽しみに

一閃