訓友来訪【第4回】

chicoさん「home bar ALCO」店主

2013年1月24日

初めて物々訓のメンバーが当店に訪れた夜。
ALCOには珍しい、スーツ姿ではない大人たち。
クリエーターの雰囲気をぷんぷんと漂わせた彼らにALCOはどう映ったのでしょうか。
他にお客様のいない店内で、ディスプレイを興味深そうに見ていらしたのがとても印象的でした。

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当店に飾ってある昭和の物たちの一部は、懐かしいオレンジと緑の食器棚を始め、わたしの購入時に未使用の“新品”も多々あります。
昭和の時代から店頭で売られており、運がよいのか悪いのか、平成の今日まで誰の手にも渡らずに一箇所に在り続けたため、自然に“デッドストック感”を醸し出している。
倉庫などから発見された、いわゆる“デッドストック品”とはちょっと違う定義の彼ら、そんな愛すべき物たちを、わたしは敬意を込めて『ナチュラルデッドストック(ND)』と名付け、日々探し求めているのです。
今まで、ひとつの景色しか見てこなかった彼らにとって、ALCOでの日々は新鮮に違いないと信じています。

ND以外にも、本来の役目を終えて老後(?)をALCOで過ごしている物たちもあります。
いつでも一家団欒の中心にいた四本脚のブラウン管テレビ。
少女にパリへの憧れを抱かせたフランス人形。
お誕生日会のごとに子供の成長を見守ってきた、ジュースグラスとピッチャーのセット。

そんな昭和の物たちとともに、平成を創る大人たちが熱く語りあえる空間を提供する店であり続けたいものです。

「昔はよかったネ」なんて
いつの時代にも言われること
未来に同じ台詞を言わせるために
今日も東京の夜に輝き続けるだけ
―――― 東京タワー

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