恋人たちの時間はな
わしが少しだけ
遅らせるんじゃ
お題が「時計」の作品(7訓)
私はあなたの道しるべ
指針を示し生活にハリを与えます
けれどもそれを窮屈に感じれば
その時はぜひ遠慮なく
私を忘れてくださいね
―――― 時計
黒歴史とかってあるけれど
死にたいって時もあるけれど
楽しいことも嬉しいことも
全部一緒に刻むから
生命の針を自分で止めることは
決してしないで。
―――― 時計
同じところをグルグルと
回っているだけのようで
一歩一歩着実に
前に進んでいるんだよ。
―――― 時計
くるったぼくを
いつも助けてくれるあなたは
恩人。
―――― 時計
一秒も積もれば人生になる。
―――― 時計
ぼくは時間を教える仕事だ。
リリリンとなってうるさいなと
言われるときもあるけど
それがぼくの仕事だ。