火をともしてみないと
その人の本当の輝きは、
わからないものだぜ。
お題が「花火」の作品(14訓)
なになに
燃え尽き症候群?
素晴らしい!
―――― 花火
後先考えない方が
パッとしたこと
できるんじゃないかな
―――― 花火
終わりはいつだって
あっけないものよ
―――― 花火
身を焦がすような
わたしのこの苦しみが
あなたの光になりますように
―――― 花火
燃ずれば、花ひらく。
―――― 花火
湿気た顔しちゃ、
周りも明るくならないよ。
―――― 花火
夜に大きな音だして、
ギラギラ眩しくさせたら、
普通迷惑しちゃうよね。
でも、みんな喜んでくれるよ、
自分の場合。
大事なのは見せ方じゃない?
―――― 花火
たとえ後に残すものがなくとも、
幾ばくかの惜情を含んだ
笑顔で見送ってもらえる。
そんな別れ際があれば良い。
―――― 花火
みんなの顔がみたいから
僕は明るく照らすんだ
うつむかないで
上を向いてるみんなをみたいから
―――― 花火
いいじゃん。
少し煙たがられるくらい。
みんなを明るくできるのなら。
―――― 花火
お日様が沈んでからが
僕にとっては夏なんです
―――― 花火
夜空にとどまらず
記憶にとどまる
―――― 花火
ひと花咲かせて
短命に終わるか。
ひと花も咲かせることなく
長生きするか。